紛らわしい語句シリーズ:義と議の違い

日本語には似ているが意味が異なる語句が多くあります。その中でも「義」と「議」は、読み方が似ているだけでなく、使い方も混同されがちです。

「義」は、道理や正しさ、正義を意味します。例えば「義務」や「義理」といった言葉に使われ、倫理的な正しさや、人として守るべき行動を指します。「義理堅い」や「義理を通す」など、社会的な道義に関する表現に使われます。

一方、「議」は、話し合いや討論を意味します。「議論」や「会議」、「議題」などの言葉に使われ、問題について意見を交換し、結論を出すプロセスに関連しています。「議会」など、決定を行う場面でも見られます。

このように、「義」は道理や正義を表し、「議」は討論や話し合いを表すため、文脈に応じて使い分けが必要です。

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