紛らわしい語句シリーズ「寒冷前線」と「温暖前線」ってどう違うの?
社会や理科でよく出てくる「寒冷前線」と「温暖前線」。どちらも天気に関係する言葉ですが、混同して覚えてしまう生徒が多いです。ポイントは“動いてくる空気の性質”に注目すること。
寒冷前線は、冷たい空気が暖かい空気を押しのけて進むときにできる前線。上昇気流が急激に発生し、短時間の激しい雨や雷雨をもたらします。一方、温暖前線は、暖かい空気が冷たい空気にゆっくり乗り上げるように進みます。そのため、広い範囲でゆっくりとした雨が降るのが特徴。
天気図を見たとき、「三角」が寒冷前線、「半円」が温暖前線と覚えておくと便利ですよ!